喉仏下げよう!
1、喉仏の周辺の筋肉を理解しよう!
前も書いたんですが、喉仏は動くのが自然です。音程が上がると喉仏が上がる。音程が下がると喉仏が下がる。なので
「喉仏を下がる」より「過剰に上げない」意識でやる方がいいです。
ここで喉仏の周りの筋肉を見てみましょう。
分かりやすくイラスト化するとこうです。
喉仏を上から引っ張ってる筋肉(白帽子くん)と下から引っ張ってる筋肉(赤帽子くん)がいるわけですね。
喉仏が過剰に上がると気道が塞がり呼吸がしんどくなります。これは白帽子くんの筋力が強過ぎです。上がり過ぎを防ぐ為に赤帽子くんにしっかり引っ張ってもらわないといけないのです。
もちろん白帽子くんが弱すぎると高音は出ないので、バランス良く二人の筋力をアップさせるのが音域を広げる近道です!
2、喉仏を下げる筋肉を鍛えよう!
喉仏を下げる筋肉=低音・地声使う筋肉。高音は出そう出そうとする人多いですが、低音や地声の筋肉は意識しないので意外と弱い人は結構いるんです。
鍛えるのにガ行を使います。赤帽子くん(胸骨甲状筋)が最も緊張するものだからです。
ま行は、後の記事で言及する「喉を開く」にもつながりますし発声練習としても適している音なのでオススメです。
・「ガー、ギー、グー、ゲー、ゴー」
・「ガッ、ギッ、グッ、ゲッ、ゴッ」
・「ガガガガ、ギギギギ、ググググ、ゲゲゲゲ、ゴゴゴゴ」
・オペラ風に「ま、ま、ま、ま、ま、ま~~♪」と低い所から自分が無理なく出せる高い所まで出す。
これらを1セットとして、数回行いましょう。
喉が疲れたらやめて大丈夫です。
そして、声に関しては1日何時間やるのは全く意味無いです。だったら、1日10分を数ヵ月続ける方が遥かに効果的です。ピアニストさんが、毎日最低でも10分指を動かしてないと弾けなくなると言われてるのと同じです。
喉の筋肉は、衰えるのがかなり早いです。毎日やりましょう。毎日やるために無理が無く続けられる分量に抑えましょう。